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仕事のストレス解消法、間違っていませんか?科学的に効果のある「コーピング」の実践

「ストレス発散に暴飲暴食をして後悔する」「週末に寝だめしたけれど疲れが取れない」。そのストレス解消法、実は逆効果になっているかもしれません。

心理学には「コーピング(ストレス対処)」という考え方があります。自分に合った適切なコーピングリストを持っておくことで、メンタルの回復力(レジリエンス)を高めることができます。

ストレス対処の3つのアプローチ

1. 問題焦点型コーピング

ストレスの原因そのものに働きかけ、解決を図る方法です。
例:仕事量が多すぎる場合 → 上司に相談して分担を見直す、スキルアップして処理速度を上げる。

2. 情動焦点型コーピング

ストレスによって生じた辛い気持ちを発散させたり、解釈を変えたりする方法です。
例:信頼できる友人に愚痴を聞いてもらう、カタルシス効果のある映画を見て泣く、「ピンチはチャンス」と捉え直す(リフレーミング)。

3. 気晴らし型コーピング

ストレスから一時的に距離を置き、気分転換を図る方法です。
例:趣味に没頭する、軽い運動をする、旅行に行く。

「質」より「数」が重要

効果的なコーピングのコツは、「質」よりも「手持ちのカードの数」を増やすことです。「コーヒーを飲む」「深呼吸をする」「好きな曲を聴く」といった、数分でできる小さなケアをリスト化してたくさん持っておきましょう。

一つの方法に依存する(例:お酒だけ)と、それができない時に行き詰まってしまいます。状況や気分別に使い分けられるよう、自分だけの「ストレス解消リスト」をスマホのメモ帳などに作ってみてはいかがでしょうか。

ストレスはなくすことはできませんが、うまく付き合うことはできます。自分を上手にメンテナンスする技術を身につけましょう。